パラリンピック
2021.09.02
浅川 英高
パラリンピックはいい。
見ていて感動する。記録や美しさより、もてる身体的機能をフルに使いその機能の
極限を見る思いがする。
手だけで水泳のバタフライをするし、車いすで闘争心むき出しの車いすラグビー、
神経集中のボッチャ、どれを見ていても「よくぞここまで」と思わずにいられない。
伴走者に付いてもらっての全力の1500メートルなどは普通考えると
怖くて走れそうにないのにと思うのに。
顔も明るくていい。
「失った機能を数えるのではなく、残った機能で何ができるか」の精神だろう。
考えてみれば、この精神は、我々高齢者が見習わなければならない。
これからいろいろ体の機能が落ちてくる。そこで「昔はこんなんでは無かったのに、どうしてしまったのか」
と考えてしまうが、「まだこんな事ができる。」と。
その様に思うのは難しいが。