12月8日
2021.12.08
浅川 英高
今年も12月8日が来た。
最近の開戦記念日(記念日と言うのもおかしいが)に、戦争を考える番組は
ほとんど無かったが(去年はNHKで少しあったのみ)、さすが開戦80周年と言う事で
割合多くあった。しかし、これも民放は、テレビの番組表を見る限りでは、その他多くの
ニュースの中で申し訳程度に取り上げたのみで、やはりNHK に頼る他なさそうだった。
今朝の新聞に載っていたのだが、「若い人に、戦後と言うと(湾岸戦争ですか)と言われる 」と。
戦中派がまだいると言うのにこのざま。
之では300万人以上の犠牲者を出しても、教訓として伝わらない。
今の国際関係、特に中国や北朝鮮、ロシアなどの事を考えると、戦争反対を唱えれば良いとは言えないし
難しいのは理解できる。
しかし、せめて日本が、戦争と言う物を忘れる事はあってはならない。
ついでに言うならば、核兵器禁止条約の締約国会議にドイツはオブザーバー参加するという。
唯一被爆国日本が、ドイツ同様のオブザーバー参加すらできないのは世界平和に対する責任放棄
と言わざるを得ない。これでよく保有国と非保有国の橋渡しをすると偉そうなことが言えるものだ。
今のままでは日本は再び戦争に巻き込まれるにちがいない。