袴田さん　やっと無罪確定

しかし袴田さんの事件では多くの人が恐怖を覚えただろう。

国家権力が個人の人生を踏みにじった。

裁判は「疑わしきは罰せず」というが、裁判の詳細が報道されると

この事件こそは袴田さんの無実を信じるよりほかないと確信。

一日１０時間以上のおそらく拷問に近い取り調べ、トイレも捜査官の前で、プライドも何もなく。

その状態が１０日以上だったという。しかも自白書も捏造という。

一度逮捕した以上、何が何でも犯人にしてしまい、自分たち警察、検察の汚点が表に出ない様。

警察、検察の犯罪である。関係のない衣類を袴田さんの物だとし、血痕をつけて偽の証拠を作ってしまう。

全力を挙げて、この国家権力による犯罪を明らかにする必要がある。

多くの当事者はすでに死亡しているだろうが、それでも誰が袴田さんを犯人にし、誰が黙認し

なぜこんな疑問だらけの事件で再審がなかなか出来なかったのか。

検察による事件の解明は絶対行われなければならないが、おそらく時間の経過を理由にうやむやに

してしまうに違いない。

それにしても不思議なのは、姉のひで子さん。

こんなひどい裁判にも、警察、検察に対し恨み言を言わず、支援者に対する感謝の言葉しか無かったと

思う。私なら吠えていただろうに。

ｂｙ　浅川