町村合併
2019.11.07
浅川 英高
平成の大合併により、町村は約半分になった。
日弁連が、4000人規模の小さい町村の、合併した自治体としなかった自治体の
人口動向を調べている。
同じような条件で比較すると、ほとんど全ての自治体で、存続を選択した町村のほうが減少率が低かった。
金は持ってる者に集まり、人口は、多いところに集まる。
そういう意味では、予測できた結果だ。
にもかかわらず、総務省は、行政主体を「圏域」にするつもり。
そうすると、人口の集中はますます顕著になってくるだろう。ますます山は荒れる。
山が荒れれば下流も荒れ、漁業にも影響してくる。豊かな海は豊かな山によってつくられると言う。
この本巣市においても、根尾、本巣地域は人口が減っていくが、糸貫地域は横ばい,真正地域が人口増
という。人口の移動、山から市街地へ。
この話には、落ちが付いていて、存続を選択した町村の積立金は、倍に増えたと言う。
行政主体も、市町村単位と、事業別による広域連合とを使いこなす知恵が必要だろう。
過疎をつくらないようにしなければ。