潜水艇
2023.06.22
浅川 英高
タイタニック号観光の潜水艇が危ない。
いまだ見つかっていないので、もはや。
酸素の予備も時間的に無くなっているのでは、と。
どんどん酸素が無くなる狭い空間での時間との戦いは、考えただけでも苦しくなる。
思い出すのは、吉村昭の戦記物だったと思うが、太平洋戦争においての
攻撃を受け続ける潜水艦内の、兵隊の苦闘をえがいたもの。
攻撃を逃れるため潜水を続けなければならない艦内での酸欠との戦いの様子。
酸欠で顔色も変わっていくようだ。
そんなことが今の世の中で起きているのだ。事故で一瞬にして無くなるのではなく
真綿で首を絞められていくようなもの。
何年か前に、社内から安全について警告を受けていたという。残念でかわいそうとしか言えない。