春近し
2016.02.23
浅川 英高
岐阜経済大学周囲の堤防。 日曜日のジョギングで堤を走った時の1枚。
私たち夫婦と同じくらいの年だったろうか、黙って並んで散歩をしていた。
何も言わずに、それでいて自然に。間違いなく熟年夫婦だろう。寒かったが
この人達にはそれを感じさせなかった。この人達に対向して走っていたが、すれ違って
後ろから1枚撮らしてもらった。
我々夫婦には、こんな事は、ここ何年も無かった様に思う。ボチボチこうした心の余裕
を表に出して妻に見せなければ、と思う。
そんな事を考えていたら、家に帰りたくなって、少し早めに帰ってきた。 が、帰って
来ると、そんな気持ちに成らないのが悲しい。
この堤も、後1か月もすれば桜が満開になる。この人達は、満開の桜の下をやはり黙って
歩くのだろう。